患者さんの声の箱 「痛くないよ、痔の手術」
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の入院患者さんたちの手記をもとにしています。痔に悩んでいる多くの方たちへのメッセージがたくさん込められています。

20歳代の女性の手記より(脱肛・裂肛・日帰り手術・2008春)

この度は本当にありがとうございました。


手術は人生初めてだったため、恐くて不安だったのですが、
みのり先生、看護師の皆様が手術中ずっとはげまして下さり、
安心しておまかせできました。


極度の恐がり、痛がりの為、ずっとわめいており、すみませんでした…


こちらに来て本当によかったです。


完全に治るまで、まだまだお世話になりますが、
今後ともどうぞ宜しくお願いします。


【 ドクターからのメッセージ 】


手術がこわいのは皆同じです。


麻酔で痛みをとることはできても、こわいのは治りません。


声に出すことによって少しでも気持ちが楽になるのであれば、
出して頂いて良いのです。


どうぞ、お気になさらないで下さいね(^-^)


佐々木 みのり




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40歳代の女性の手記より(かんとん痔核・日帰り手術・2006秋)

私の場合、初めのうちはかゆく、そのうち何かでき物ができ急に腫れてきたのでビックリしていました。


夜になるとあまりの痛さで寝られなかったので、総合病院の外科に行って診察してもらうと、「これは、痛いわ!うちでわ手術していないので専門の病院を紹介するからそちらに行って下さい」と紹介して頂きました。


その時に「女医さんの診察日もあると思いますよ」って言われ早速電話したところ、
ちょうど、みのり先生の診察日だったので急いで行きました。


みのり先生も「わぁ〜、これは痛いよね!」って…
処置をしてくれたと同時に、今後どうすればいいかをとても丁寧に説明してくれました。


方法としては
1. 薬をつけて少し腫れが引くまで待って入院手術をする。
   (ちょうど1週間後が入院手術の設定日)
2. 今日、日帰り手術をする。手術初体験の私は、
   「どちらにしても手術は必要なんや〜」とかなりびびってました。


一週間すると薬で治って手術は必要ないかも??というかすかな期待と、
いずれは手術が必要だったら今日、勢いでしてしまった方がいいのでは??
という葛藤で、なかなか決断できませんでした。


そんな優柔不断な私にも関わらず、みのり先生はじっくりと説明してくれ
「ゆっくり考えていいよ^^」と言ってくれました。


今の痛さを1週間も我慢できるかなぁ〜、
日帰り手術は麻酔が切れたらとっても痛いとの事だけど、
今の痛さよりましではないのかなぁ〜、


局部麻酔は腰椎麻酔よりも身体に負担が少なそうと思い、
その日に日帰り手術をすることにしました。


手術中は怖がっている私の背中を看護婦さんはトントンしてくれたり、
手を握ってくれたりで、とってもリラックスできました。


手術自体は麻酔が効いているので全く痛みはなく、
先生や看護婦さんとお話をしながら20分位で終わったと思います。


その後、緊張からめまいがしたので少し処置室で寝かせていただきました。
その時も看護婦さんが何度も来て下さって、とても心強かったです。
本当にありがとうございました。


麻酔が切れたその夜から2〜3日はかなり痛かったです。
(でも、前日の痛さよりはましでした。)


次の日もめまいや出血が心配になり、電話した時も親切に説明してくれ、
出血しても大丈夫なんだと安心しました。


紐がとれるまでは何か引っ張られているような感じで違和感がありました。
特に階段が辛かったです。


看護婦さんが言っていたように、お風呂に入って温めている時が一番痛みがなかったかなぁ。


10日ほどで紐はとれましたが、その後もまだ引っ張られているような感じは残っていました。


立ったり座ったりする、ふとした瞬間の痛さも1カ月程すると、かなりなくなりました。


来院した日に手術をして良かったです。
じゃないと、今でも手術を伸ばし伸ばしにしていたかもしれません。


知り合いが何年か前に院長先生に手術をして貰ったらしく、
一緒に「そこの先生プロやわ。保険きかないけど、先生に任せておいたら安心や。」
という話をしています。


(そんな話で盛り上がるとは、自分がこんな事になるまで思っていませんでしたが。。。)


みのり先生や看護婦さん、そして家族に感謝したいと思っています。


【 ドクターからのメッセージ 】


この方は痔核が腫れあがって中に戻らなくなってしまった「嵌頓痔核(かんとんじかく)」で、来られた時には痛さのあまり何もできない状態でした。


色々と悩まれた末、即日、日帰り手術を受けられて帰宅されましたが、
その判断は正しかったと思います。


もちろん日帰り手術は入院手術と違って術後はかなり痛みがありますが、
これだけ痛がっておられると、手術した方が結局、楽だったと思います。


「手術前のあの痛みに比べたら今の痛みなんてへっちゃらです。」と言われる患者さんもおられるくらい、嵌頓痔核(かんとんじかく)の痛みは尋常ではありません。


また、術後の痛みは傷が治ればなくなります。
ある意味「希望の持てる痛み」だと思います。
「治れば痔とも、この痛みともさよならできるんだ!」と思って一緒に頑張りましょう。


佐々木みのり



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40歳代の男性の手記より(痔ろう・日帰り手術)

最初に知人(→紹介)から、健康保険対象外、
受付でも口頭、及び書面にて説明を受け、
痔瘻の痛みから逃れるのであればと思い、腹をくくった。


しかし痛みは引かず、通院が続くと正直診察費用がばかにならない。
本当に治るの…… みたいな不安にかられる。


もう一度他の病院と思った事も。


ここに来る前、他の病院でも言われたが、
痔って、手術、入院、ハイ治りました、って訳にいかない。
痛みは続く、そういう物だって。


痛いから、つらいから、少々費用がかさんでもって思うのに、
そういうものだって専門家である医者に言われるとつらい。


但し、他病院と違い、1時間まって5分診断じゃないので、
こちらの気持ちも聞いてくれるので助かる。


日帰り手術のシートン法を経験して思った事。


・局所麻酔の注射が思ったより痛い。(事前説明あったけど)
・下半身麻酔を行わない理由、安全性の高さ?では、他の手術などは?


【 ドクターからのメッセージ 】


肛門の治療にはどうしても不便や痛みが伴います。
個人差が大きいので、辛い方はお気の毒なのです。


また、当院のシートン法は、ご本人の感覚としては
変化に乏しいので、治っている気がしない、
不安だ、とおっしゃる方もおられます。


厳しいご意見ですが、正直なところを書いて頂いたのだと思います。
少しでも患者さん方の苦痛と不安を和らげることができるよう努力したいと思います。


さて、ご質問の件ですが、


下半身麻酔は日帰りして頂くのは危ないと考え、
日帰り手術の時には局所麻酔にしています。


局所麻酔、痛かったですか…


安全に痛み少なく行える方法を、今後も探求したいと思います。


佐々木 巌



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40歳代の男性の手記より(脱肛・日帰り手術・2008年冬)

言葉が上手なので安心して受けられました。


【 ドクターからのメッセージ 】


「説明が分かりやすかった」と善意に解釈していますが、
何かあれば遠慮なさらず、どんどん言って下さいね!



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50歳代の女性の手記より(脱肛・日帰り手術・2006年冬)

私の痔とのつき合いはとても永く、20才代からです。


子供の頃より、便秘と下痢のくりかえしで、胃腸の調子が悪く、
すっきりと排便を感じたことがありませんでした。


父が痔瘻(じろう)で 20日も入院し苦しんだのを知っているので、
いつか私もそうなるのを感じ不安に思っていました。


しかし、家族にもそんな事は言えずに結婚、出産を経て、
しだいに痔も悪くなっていきました。


手術して、すっきりとしたいと思っても、なかなか信頼出来る医院もみつからず、
ひやひやと毎日を送っていたとき、ついに出血、痛みがやってきて、
どうしようもなくなりました。


丁度、内科の先生からこの病院をおしえていただき、本当に助かりました。


初めてで不安だった私に、皆さんがやさしくしてくださり、先生方も詳しく説明くださり、
本当によい病院にめぐりあえたと、ほっとしました。


30年あまりの苦しみから、やっと抜け出すことが出来ました。


手術も痛みなくすぐに終わり、2週間後には少し痛みがありましたが、
生活するのには関係ないぐらいでした。


今回、先生の説明で、排便をスムーズにすることの重要さを知り、
今では家族にも気をつけて排便をスムーズにできるメニューを考えて、
再発しない様につとめています。


本当に、病院の皆様に「有難うございました。」と、感謝の気持ちでいっぱいです。


【 ドクターからのメッセージ 】


患者さんがよくされるカン違いに、
「痔は遺伝なので、親が痔だと自分もいずれ痔になる」、
「痔を長期間放っておくと痔ろうになる」 と言ったものがあります。


痔は遺伝とは考えられていませんし、イボ痔を放置したら痔ろうになることもありません。


ですから、日頃の生活において、肛門に負担がかからないように気を付けましょう。



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プロフィール

Author : dr.sasaki
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の肛門科専門医、
五代目院長の佐々木 巌と、
数少ない女性の肛門科専門医、佐々木みのり です。

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