患者さんの声の箱 「痛くないよ、痔の手術」
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の入院患者さんたちの手記をもとにしています。痔に悩んでいる多くの方たちへのメッセージがたくさん込められています。

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はじめに 【追記】

当初、自由ノート「いたくないよ」に書き込まれた、入院患者さんの手記を掲載するつもりで立ち上げたブログでしたが、その後たくさんのご意見をいただき、日帰り手術の患者さんや外来のみで手術には至らなかった患者さんの手記なども掲載することに致しました。


入院手術と日帰り手術では、麻酔や手術の方法も異なり、痛みの程度も違います。


また、実際に手術にいたるケースはほんの一部であり、「痔の治療」=「手術」ではないことも、明確にできればと思っております。


今後、いろんなカテゴリを追加して様々な情報をお届けできればと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。


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外来患者さんの手記より

先日は丁寧な診療ありがとうございました。
こんな事なら(半年も悩まずに)さっさと受診すれば良かった。と思った程です。


ホームページをリニューアルされるとの事ですので
宜しければ、私の受けた印象をお伝えできればと思います。


①無理な手術、検査、薬は進められない。
 ブログの体験記では手術が多かったので、私も手術を覚悟して受診しました。
 それに、他院でよくあるように、薬や検査も進められなかったので驚きました。
 これで商売大丈夫?と(笑)


②プライバシーが守られている
 受付の上半分が仕切されており、看護士から患者の顔は見えない。
 待合室にも衝立がある。それに予約した為か、他の患者さんと顔を合わせない。
 また、受診の時も、必要になるまで看護士さんが来ない。


③自由診療でも納得できる診療
 某サイトで「自由診療で高い。同じ治療内容で保険の効く医院がある。」
 との書込みを見ました。 しかし
 (保険診療)5分程度=2,500円
 (自由診療)20分程度=8,000円
 しかも自分の状況、今後の対策や生活習慣を懇切丁寧に教えて下さいます。
 温存治療(?)の方法も詳しく教えて下さるので、私は納得できました。


④看護士さんが親切丁寧でした。
 色んな病気で病院に行きましたが、「良かったですね。」と看護士さんに
 声をかけられたのは初めてでした。
 思わず「ありがとうございます。」と雑談してしまいました・・・


肛門科と聞くと本当に行き難く(失礼ですが)躊躇ってしまうのですが
貴院は受診しやすい環境だと思います。


ぜひ、ホームページでも伝えて頂ければ、女性ももっと受けやすくなるのでは?
と思い感想を送らせて頂きます。


丁寧な診察ありがとうございました。




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40歳代の女性の手記より(かんとん痔核・日帰り手術・2006秋)

私の場合、初めのうちはかゆく、そのうち何かでき物ができ急に腫れてきたのでビックリしていました。


夜になるとあまりの痛さで寝られなかったので、総合病院の外科に行って診察してもらうと、「これは、痛いわ!うちでわ手術していないので専門の病院を紹介するからそちらに行って下さい」と紹介して頂きました。


その時に「女医さんの診察日もあると思いますよ」って言われ早速電話したところ、
ちょうど、みのり先生の診察日だったので急いで行きました。


みのり先生も「わぁ~、これは痛いよね!」って…
処置をしてくれたと同時に、今後どうすればいいかをとても丁寧に説明してくれました。


方法としては
1. 薬をつけて少し腫れが引くまで待って入院手術をする。
   (ちょうど1週間後が入院手術の設定日)
2. 今日、日帰り手術をする。手術初体験の私は、
   「どちらにしても手術は必要なんや~」とかなりびびってました。


一週間すると薬で治って手術は必要ないかも??というかすかな期待と、
いずれは手術が必要だったら今日、勢いでしてしまった方がいいのでは??
という葛藤で、なかなか決断できませんでした。


そんな優柔不断な私にも関わらず、みのり先生はじっくりと説明してくれ
「ゆっくり考えていいよ^^」と言ってくれました。


今の痛さを1週間も我慢できるかなぁ~、
日帰り手術は麻酔が切れたらとっても痛いとの事だけど、
今の痛さよりましではないのかなぁ~、


局部麻酔は腰椎麻酔よりも身体に負担が少なそうと思い、
その日に日帰り手術をすることにしました。


手術中は怖がっている私の背中を看護婦さんはトントンしてくれたり、
手を握ってくれたりで、とってもリラックスできました。


手術自体は麻酔が効いているので全く痛みはなく、
先生や看護婦さんとお話をしながら20分位で終わったと思います。


その後、緊張からめまいがしたので少し処置室で寝かせていただきました。
その時も看護婦さんが何度も来て下さって、とても心強かったです。
本当にありがとうございました。


麻酔が切れたその夜から2~3日はかなり痛かったです。
(でも、前日の痛さよりはましでした。)


次の日もめまいや出血が心配になり、電話した時も親切に説明してくれ、
出血しても大丈夫なんだと安心しました。


紐がとれるまでは何か引っ張られているような感じで違和感がありました。
特に階段が辛かったです。


看護婦さんが言っていたように、お風呂に入って温めている時が一番痛みがなかったかなぁ。


10日ほどで紐はとれましたが、その後もまだ引っ張られているような感じは残っていました。


立ったり座ったりする、ふとした瞬間の痛さも1カ月程すると、かなりなくなりました。


来院した日に手術をして良かったです。
じゃないと、今でも手術を伸ばし伸ばしにしていたかもしれません。


知り合いが何年か前に院長先生に手術をして貰ったらしく、
一緒に「そこの先生プロやわ。保険きかないけど、先生に任せておいたら安心や。」
という話をしています。


(そんな話で盛り上がるとは、自分がこんな事になるまで思っていませんでしたが。。。)


みのり先生や看護婦さん、そして家族に感謝したいと思っています。


【 ドクターからのメッセージ 】


この方は痔核が腫れあがって中に戻らなくなってしまった「嵌頓痔核(かんとんじかく)」で、来られた時には痛さのあまり何もできない状態でした。


色々と悩まれた末、即日、日帰り手術を受けられて帰宅されましたが、
その判断は正しかったと思います。


もちろん日帰り手術は入院手術と違って術後はかなり痛みがありますが、
これだけ痛がっておられると、手術した方が結局、楽だったと思います。


「手術前のあの痛みに比べたら今の痛みなんてへっちゃらです。」と言われる患者さんもおられるくらい、嵌頓痔核(かんとんじかく)の痛みは尋常ではありません。


また、術後の痛みは傷が治ればなくなります。
ある意味「希望の持てる痛み」だと思います。
「治れば痔とも、この痛みともさよならできるんだ!」と思って一緒に頑張りましょう。


佐々木みのり



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40歳代の男性の手記より(痔ろう・日帰り手術)

最初に知人(→紹介)から、健康保険対象外、
受付でも口頭、及び書面にて説明を受け、
痔瘻の痛みから逃れるのであればと思い、腹をくくった。


しかし痛みは引かず、通院が続くと正直診察費用がばかにならない。
本当に治るの…… みたいな不安にかられる。


もう一度他の病院と思った事も。


ここに来る前、他の病院でも言われたが、
痔って、手術、入院、ハイ治りました、って訳にいかない。
痛みは続く、そういう物だって。


痛いから、つらいから、少々費用がかさんでもって思うのに、
そういうものだって専門家である医者に言われるとつらい。


但し、他病院と違い、1時間まって5分診断じゃないので、
こちらの気持ちも聞いてくれるので助かる。


日帰り手術のシートン法を経験して思った事。


・局所麻酔の注射が思ったより痛い。(事前説明あったけど)
・下半身麻酔を行わない理由、安全性の高さ?では、他の手術などは?


【 ドクターからのメッセージ 】


肛門の治療にはどうしても不便や痛みが伴います。
個人差が大きいので、辛い方はお気の毒なのです。


また、当院のシートン法は、ご本人の感覚としては
変化に乏しいので、治っている気がしない、
不安だ、とおっしゃる方もおられます。


厳しいご意見ですが、正直なところを書いて頂いたのだと思います。
少しでも患者さん方の苦痛と不安を和らげることができるよう努力したいと思います。


さて、ご質問の件ですが、


下半身麻酔は日帰りして頂くのは危ないと考え、
日帰り手術の時には局所麻酔にしています。


局所麻酔、痛かったですか…


安全に痛み少なく行える方法を、今後も探求したいと思います。


佐々木 巌



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40歳代の男性の手記より(脱肛・日帰り手術・2008年冬)

言葉が上手なので安心して受けられました。


【 ドクターからのメッセージ 】


「説明が分かりやすかった」と善意に解釈していますが、
何かあれば遠慮なさらず、どんどん言って下さいね!



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50歳代の女性の手記より(脱肛・日帰り手術・2006年冬)

私の痔とのつき合いはとても永く、20才代からです。


子供の頃より、便秘と下痢のくりかえしで、胃腸の調子が悪く、
すっきりと排便を感じたことがありませんでした。


父が痔瘻(じろう)で 20日も入院し苦しんだのを知っているので、
いつか私もそうなるのを感じ不安に思っていました。


しかし、家族にもそんな事は言えずに結婚、出産を経て、
しだいに痔も悪くなっていきました。


手術して、すっきりとしたいと思っても、なかなか信頼出来る医院もみつからず、
ひやひやと毎日を送っていたとき、ついに出血、痛みがやってきて、
どうしようもなくなりました。


丁度、内科の先生からこの病院をおしえていただき、本当に助かりました。


初めてで不安だった私に、皆さんがやさしくしてくださり、先生方も詳しく説明くださり、
本当によい病院にめぐりあえたと、ほっとしました。


30年あまりの苦しみから、やっと抜け出すことが出来ました。


手術も痛みなくすぐに終わり、2週間後には少し痛みがありましたが、
生活するのには関係ないぐらいでした。


今回、先生の説明で、排便をスムーズにすることの重要さを知り、
今では家族にも気をつけて排便をスムーズにできるメニューを考えて、
再発しない様につとめています。


本当に、病院の皆様に「有難うございました。」と、感謝の気持ちでいっぱいです。


【 ドクターからのメッセージ 】


患者さんがよくされるカン違いに、
「痔は遺伝なので、親が痔だと自分もいずれ痔になる」、
「痔を長期間放っておくと痔ろうになる」 と言ったものがあります。


痔は遺伝とは考えられていませんし、イボ痔を放置したら痔ろうになることもありません。


ですから、日頃の生活において、肛門に負担がかからないように気を付けましょう。



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肛門科の選び方

肛門科を受診する場合、多くの方が以下のような理由で病院を選ばれているようですが、そんなに簡単に選んでしまって、本当に大丈夫でしょうか?


・ 便利だからとりあえず近くの病院で…
・ 大きな病院だから安心できそう…
・ 患者さんが多いようだからきっと良い病院なんだろう…
・ 外観や、ホームページの印象が良かったので…


人生において、大きな選択をする機会がいくつかあります。たとえば、受験、就職、結婚、マイホームの購入などですが、場合によっては“肛門科選び”も、その1つになるかも知れません。


「何と大げさな…」と思われるかも知れませんが、決して大げさではないのです。


もちろん、市販の薬で簡単に治る場合もあるでしょうし、どのような肛門科で治療を受けても相違なく完治できる疾患もあるでしょう。ですが、手術を必要とするような重症の患者さんにとっては、その医師の知識や技術によって、苦痛の度合いや術後の経過が異なる場合もあるのです。


ちょっと想像してみて下さい。
“不安や痛みの少ない治療、治癒後も適切なサポートのある生活”と、
“治療中・治癒後も不安の残る生活”とでは、
一生涯において随分大きな違いがあると思いませんか?


安易に肛門科を選んで後悔することがないように、結婚相手を選ぶようなつもりで妥協することなく、しっかりご自身でご判断されることをお勧めします。


では、どのようにして“安心して受診できる肛門科”を選べば良いのでしょうか?


肛門科というのは非常に専門性の高い領域であるにも関わらず、法律上は医師免許があれば誰でも“肛門科”の看板をあげることが出来ますので、その医師がどれぐらい肛門疾患の治療に精通しているかどうかに大きな差があります。


■ まずは、できるだけ多くの情報を集めましょう。


お身内の方や信頼のおける知人、実際に診察や手術を受けた経験のある方、または身近にそのような経験をした人がいる方、もしくは、親身になって相談にのって下さる掛かりつけのお医者さんなどから、いろんな経験談や、評判、地元の口コミ情報、治療実績、施設の沿革などの情報を集めましょう。


なかなか人には相談しづらいところもありますので、書籍やインターネットを利用することも1つの方法だと思います。病院のホームページには、医師の詳しい経歴などが掲載されている場合や、力を入れている診療科目についての情報もありますので、参考にできる部分もたくさんありますが、確実でない情報もたくさんありますので、慎重に判断することが大切です。


■ ここだと思える医療施設が見つかれば、勇気を出して早めに受診してみましょう。


診察の様子や、話し方などから、ある程度はその医師の知識、技術、経験、そして人柄などを伺い知ることが出来るかもしれませんし、同じ待合室の患者さんなどから、参考になるお話が聞けるかもしれません。


治療の方法については、ご自身が納得いくまで説明を受け、その医師を信頼して治療や手術を任せることが出来るかどうか、しっかりとご判断ください。


大切なことはその医師を信頼できるかどうかです。少しでも不安があれば、別の医療施設を受診してみることも必要です。


これから先は、適切な判断をして頂くための予備知識のような内容です。
説明が細かくなりますが、誤解が生じないように、きちんと最後までお読み下さい。




肛門科は外科の一領域ですが、専門性の高い科です。


肛門科というのは、外科の中の、消化器外科の一領域(一分野)です。内科の中にも消化器内科があり、その中には大腸を専門とする医師もいますが、手術をしない内科医には、手術治療の多い肛門疾患を専門にすることは困難です。ですから肛門内科という表現は、比喩・或いはなかば冗談として用いられる以外は、専門家の間では使われない表現です。


外科領域の説明   

では、大腸肛門外科医なら、誰でも肛門の治療や手術が同じレベルで出来るのかというと、そう簡単なものではありません。肛門病治療についての専門的な知識や技術を身につけるためのトレーニングが必要です。


というのは、肛門疾患については医学部教育においてほとんど学ぶことはありません。そして外科研修においては、大腸疾患は経験する機会があっても肛門疾患を診る機会は少なく、肛門を専門とする指導医のもとで学ぶ機会などはまずありません。大腸疾患のたくさん集まる施設と、肛門疾患が集まる施設は、違うのです。ですので、あらためて専門のトレーニングが必要となるわけです。


肛門病治療のトレーニングには、肛門疾患のたくさん集まる施設に勤務して経験を積むことが非常に有益です。手術見学や学会で勉強することも有益ですが、根本的に違います。


実際に勤務すると治療の難しい疾患を含めて、その施設の全貌を経験できます。


このような施設(社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター、松島病院、高野病院……)で行われているのは標準的治療なのですが、その内容は非常にハイレベルで洗練されたものです(いやむしろ、そのような施設で行われている治療であるために、それが標準となり、他の一般的な施設の目標となるのです)。


専門医は独立後も自己研鑽して様々なオリジナリティーを獲得して独自のスタイルを確立してゆく訳ですが、その施設での経験を基準に自己研鑽してゆくのが一般的です。



肛門科の専門医とは?


現在、日本大腸肛門病学会認定の大腸肛門病専門医には、以下の3種の専門領域があります。


1. 内科・放射線科系(Ⅰ)
2. 外科・大腸領域 (Ⅱa)
3. 外科・肛門領域 (Ⅱb)



肛門科の専門医とは、
日本大腸肛門病学会認定の大腸肛門病専門医のうち、外科系肛門領域(Ⅱb)を専門領域とする医師」を意味しており、全国で250名程度とごく少数で、非常に専門性の高い領域です。


この“肛門科の専門医”であれば大抵の場合は肛門疾患の治療に精通している医師であると思われますが、必ずしもその医師の技術を保証するものではありません
また、これとは逆に専門医としての認定を受けていなくても、有能でしかるべき技術を身につけている医師もいますので、あくまでも一つの目安としてお考え下さい


現在のところ、その医師が“肛門科の専門医”であるかどうかを、第三者が確実に知る方法はありませんので、「大腸肛門病学会の外科系肛門領域の専門医(Ⅱb)を持っておられますか?」と、その医師に直接たずねてみるしかありません。


ちなみに、日本大腸肛門病学会のホームページで大腸肛門病専門医の名簿が公開されていますが、2007年末現在では、各領域までは明記されていませんので、外科系肛門領域(Ⅱb)の医師であるかどうかの判断はつきません。また、女性医師は結婚後も混乱を避けるため旧姓を名乗ったり、読みにくい漢字の名前をひらがなやカタカナに変更して仕事上の名前としている場合もありますので、名簿を探しても氏名が見当たらないこともあります。(”佐々木みのり”もそうです。)


また、病院の待合室や診察室に“専門医取得証明書”などが貼ってある場合もありますが、最近の専門医取得証明書には「肛門科領域」と記載されなくなったので、何科の専門医であるのか分からない場合もあります。



肛門科の看板は、誰でもあげられる


これまでに述べたように、肛門科というのは非常に専門性の高い領域であるにも関わらず、肛門科の看板は医師であれば法律上は誰でもあげることができます。


例えば、手術をすることがない内科の医師でも肛門科の看板をあげることができるのです。そのような場合、手術が必要と診断されれば、適切な医療機関に紹介されることになるでしょうが、なかなか受診できずに悪化させてしまうことを考えれば、身近なクリニックなどで気軽に受診ができることは、痔に悩める人たちにとっては有難いことかも知れません。 (手術を受ける医療機関についても、任せきりでなくご自信でしっかり判断して下さい。)


では、看板の実例から見てみましょう。


1.○○肛門科

肛門科のみを扱う施設で、多くは肛門科の専門医です。また、肛門科の専門医をもっていなくても治療実績のある医師もいます。

2.○○肛門科・胃腸科


この看板がおそらく最も多いと思われます。このような場合、「肛門科の医師が大腸も診ている」、もしくは「大腸の医師が肛門も診ている」両方が考えられます。

3.○○内科・肛門科
  ○○外科・胃腸科・整形外科・放射線科・肛門科
  ○○肛門科・整形外科

1人の医師がいくつもの科を受け持っている場合と、それぞれに担当医が異なる場合があります。


4.○○病院 外科・肛門科

いわゆる大病院や総合病院の中にある肛門科です。これも肛門科の専門医が担当している場合と、外科の医師が担当している場合の二通りがあります。あるいは非常勤で、肛門科の専門医が担当する場合もありますし、命に関わる手術ではないために若手の外科医が執刀する場合などもあります。(しかし、決して簡単な手術ではありません。)



混んでいる病院が良い病院とは限らない


待合室にたくさん患者さんが溢れかえっていると「この病院は流行っているな~」と思われがちですが、施設の良し悪しを、「混んでいる」という理由だけで判断してもよいのでしょうか。


というのは、どのような頻度で通院しているのか(毎日通院~1・2週間毎の通院)、治療経過の良し悪しにより大きく混み具合は変化するはずだからです。


通院頻度は治療の方針により様々に変化しますので、一律の基準で考えることはできません。また、経過不良で通院している患者さんで混雑している施設でも、難しいケースが集まるハイレベルな施設かもしれません。


単に、その病院の本当の流行り具合を患者数で比べるならば、“初診(新患)患者数”で比べると良いと思います。初めてその施設を訪れている患者さんの数がどのくらいなのか? が大切なポイントではないでしょうか。


でも、流行っていれば良いのかというと、難しい問題なのです。


やっぱり大切なのは、「ご自身が納得できるかどうか」だと思うのです。



“最新”=“最善”の治療ではない


どんな世界にも「流行り」というものがあります。


昔は、痔核の手術といえばホワイトヘッドの手術が標準でした。どの施設でも、ごく普通に行われていました。ところが、術後数年たってから肛門の障害が出ることが分かり、今となっては「行ってはならない手術」となってしまいました。


当時の医者がこのような結末を予測したでしょうか。誰もが最善の手術法であると確信して行っていたに違いありません。皮肉な話です。


新しい治療法には20~30年後の肛門がどうなっているのか、というデータがありません。今は良くても年数がたつとどうなるか分かりません。副作用は?合併症は?肛門機能は大丈夫?といった心配が付きまといます。


ですから、必ずしも最新のものが良いものとは限りません。もちろん、何の問題も生じることなく、最善の治療となる場合もあるでしょうし、まだ、発展途上にあり結果が出てないとも言えます。


それらのリスクを充分に理解し、納得した上で治療を受けられている患者さんがどのくらいいるのでしょうか?


今、もてはやされている治療法が将来、肛門に弊害をもたらすようなことになったら、その責任は誰にあるのでしょうか?


治療を担当した医師?その治療を望んだ患者さん?それとも薬を売った製薬会社?それを許可した国?・・・・・どこかで聞いたような話ですね。
薬害AIDS、薬害肝炎、今問題になっていることも、当時は良かれと思ってした結果です。


「新しい治療法にはリスクがある」ことをよく理解した上で治療を受けられることをお勧めします。




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プロフィール

dr.sasaki

Author : dr.sasaki
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の肛門科専門医、
五代目院長の佐々木 巌と、
数少ない女性の肛門科専門医、佐々木みのり です。

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