患者さんの声の箱 「痛くないよ、痔の手術」
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の入院患者さんたちの手記をもとにしています。痔に悩んでいる多くの方たちへのメッセージがたくさん込められています。

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014年 春 脱肛 30代 女性 日帰り手術を受けて短期入院

術後の手入れがちゃんとできるか不安で手術に長い間踏み切れませんでした。

手術を受けた今もまだ不安ですが、とても丁寧にサポートして頂けるので、頑張れそうな気がします。

薬を飲む度にお水を持ってきて頂いていたのが心苦しかったので、どこかにウォーターサーバーとかあれば自分で取りに行けて便利かなと思いました。

《スタッフよりコメント》

手術は怖いし、勇気がいりますよね。

そんな中、術後の患者さんの頑張れそうな気がする!との言葉、嬉しく思います。

何か困った事、気になる事があればいつでも結構ですので、ご連絡下さいね。

また、薬を飲むお水を食堂に準備させて頂く事になりました!

貴重なご意見ありがとうございます。

スタッフ山根
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2014年 秋 脱肛 60代 男性 日帰り手術を受けての短期入院

約30年だましだまし生活し、この間に2回の大出血も経験、いつかは手術をと考えてはいたが、なかなか思いきれず、この年齢まで来てしまった。

私にとって一大決心をした今回の手術についての経験を、いま痔に悩んでいる方、治療を受けようとしている方に参考になればと記すものです。

1 はじまり

 10月4日土曜日、朝にそれは突然やってきた。

腫れがひどくいつものように手で押し込もうとしてもできない。

この日は孫の運動会の日。

見学に行くと約束したのでなんとか午前中は見学。

5日の日曜日は買い物の付き合いをし、あとは安静にして時間の過ぎるのを待つ。

10月7日に診療所で診察を受ける。

院長先生、細かく丁寧な説明。2週間様子を見て判断しましょうとのこと。

本日は患部の痛みを引きずりながら、職場に向かう。

10月21日、2週間後再診。

この後は安定していたが、23日に排便後に腫れが出て不安になり、28日に思い切って電話し31日手術の予約を取る。

都合で仕事を休めないので日帰り・短期入院を選択。

2 手術から退院

10月31日、指定の11:45入院、受付や看護師のみなさん事務的でなく親切なので一安心。

着替えた後昼食を済ませ部屋で待機する。

16時過ぎに手術室へ。

麻酔注射から始まる。

「しおり」にあるとおり痛い。

ここが我慢のしどころと思っていると、先生「痛いのを我慢してますね、我慢しなくていいですよ」と、しかし我慢々々。

手術、痛い、ずんとくる。

そうこうしているうちに終了。

翌日は4時過ぎに目が覚める。

患部が痛いが我慢して時間の経過を待ち、5時前にトイレに行き排便。

しかし、ガスのみ、浣腸するも液状のものが少しだけ出る。

朝食後に痛み止めを飲む。

9:00診察。

軟膏の塗り方を教わる。

また、運動をすること、歩くことはよいと… 長く座らず、立ったり座ったりすること。

座るときに座布団をする方がよいと指示を受ける(低反発のクッションなお良し)。

痛み止めの薬は本日より朝と夕に飲むように指示される。

診察後は安静のためにベッドでゴロゴロ。

昼前から患部の痛みが強くなり我慢していたが、A看護師にアドバイスを受け13時過ぎに薬を飲む。

気が付いたら痛みは引いていた。

パッドの汚れがこのまま1・2週間続くとのこと、1日に3・4回の交換を要するといわれ、仕方ないと思いつつも少々ゆううつ。

相変わらず小の出が悪い。

残尿感はあるし、1・2時間で行きたくなる。

「緊張しているから」とA看護師。しかし、水分の摂取量がふだんより少ないのか、夜中にはトイレに行かない。

11月2日、6:00前に起床。

トイレに行き自力排便を試みるもできず浣腸したら下痢上のもの少々のみ。

これでよいのか気なる。

10時過ぎに最後の診察。

この後の生活のアドバイスを受ける。

退院、帰宅後、パッドの交換、案外汚れがひどい。

今後が思いやられる。薬の為か痛みはない。

3 退院後その1

 11月3日 5:30起床はいつもの時間。

トイレに行き排便を試みるも出ず、ガスのみ、無理はしない。

浣腸するがなかなかグルグルとこないので少し頑張る。

やっときたがイタイ。

運動しなければと、家の中でうろうろ。

腿を上げ腕を振ってと、イチニサンシ、1階から2階へ動き回る。

しかし、このせいかどうかは不明だが、夕方からずんずんとした痛みが引かない。

痛み止めを飲み、風呂に入っても引かない。

頓服を飲み午後9時には布団に入るが痛みが続く。

結局2~30分おきくらいに患部が収縮されるような急激な痛みがきて、目が覚めることが続いた。

11月4日、気が付いたら朝の5時、起床する。

朝の日課、トイレに行くが相変わらず排便できず、浣腸をするとようやく排便できた。

ま、順調な滑り出し。

本日から出勤、どうなることやら。

徒歩15分が上本町に着いて職場までの時間。

到着後にパッドの汚れを確認。

ひどいものではないので、昼前に交換。

午後から特に臭いを感じる。股の間から立ち上ってくる。

周りに臭わないか気になるがどうしようもない。

帰宅し、朝夕指定の痛み止めを飲むが、19時過ぎから痛みが出てきた。

風呂に入っても全然治まらず、20時半ごろ早々と布団に入る。

どうしても痛みが治まらず22時過ぎに頓服を飲む。

本日も一晩中(ひどいときは5・6分おき位に)患部が収縮されるように急激な痛みがきて、目が覚めることが続いた。

4 退院後その2(11月5~9日)

朝の日課、トイレに行くが相変わらず排便できず、浣腸するとようやく排便という状態が続き、7日の日にようやく新生児の拳くらいの量。

浣腸、しかしほんの少ししか出ない。

パットの汚れ以前よりましになる。

若干痛みが続いている。

業務で外出し、いつもより歩く距離が長かったためか、だんだんと痛みが増してきた。

帰宅し早々に入浴。

先生による「温めることで痛みを和らげる」を実践。

同時に頓服を服用した。

臀部にかぶれが生じたので先生に確認し、Sザルベをしっかりと塗布。

日によっては、かぶれのこすれるヒリヒリした痛みを歩くごとに強く感じた。

夕食後に痛み止め服用しても効いてきた感じがせず、明け方まで何度か痛みで目が覚める日がある。

5 術後1週間が過ぎた

 11月10日、本日は術後初診察。

5時起床。朝の日課トイレに。

自力排便も少量。

浣腸、あまり多くない。

7時前に痛み止め服用。

9時に予約をしているが、早めに到着してしまった。

診察、先生とこの1週間の状況や今朝の状況について話をする。

痛みは回復の過程で仕方なし、出血も大量でなければ想定内とのこと。

痛み止めの服用を毎食後にしようと変更してもらった。

仕事中の痛みに耐えられる処置、ありがたい。

職場へ行く。

パッドを診察後に替えていたので昼過ぎに交換、この後気が付くと座っている時間が長い。

悪い傾向だ。

座っていると肛門が直接パッドに触れている感じがする。

業務終了後、おしりの感じが変なので、駅のトイレでパッドの交換。

出血がひどい、やはり座っていた時間が長いからだろう。

帰宅後、歩いた為?若干の痛みあり。

入浴まで我慢。

先生が言った「おしりは石鹸をつけて洗わないこと、かかり湯で十分」を実践。

油分による潤滑がなくなりかぶれるとのこと、もの足りないような、これでいいのという感じ。

痛み止めを飲み、22時前に就寝。

夜中にやはり目が覚める。

11月11日 5時起床。

朝の日課トイレに。

自力排便も少量。

浣腸、今日は先生の言う通りきばってみる。

まあまあの量。

食事後、6時40分頃に痛み止め他を服用。

昼休みにパッドの交換、軟膏を塗布していたらポロリという感じで、患部がゴム及びヒモとともに落ちてきた。

溶けてなくなると思っていたのでびっくり!慌てて先生に電話すると、何も心配ないとのこと。

びっくりし過ぎだぁ。

本日も帰宅時に駅のトイレで再度パッドの交換、4回目。

座っていることが多いので、できるだけ前に着けているつもりだが、もう少し前もっていった方がいいように思う。

食事、入浴を済ませ、薬を飲み、22時就寝。

いつもより痛みは感じられなかったが、起床前に痛みで目が覚めるも、今までのようなものではない。

12日、朝の日課を済まし食事後、パッドの状態を見るが、今のところ汚れは少ない。

この状況が1日続けばいいのに…

本日はパッドの汚れはいつもよりぐっと少なく、小さめのものを使用し、交換回数も1回少ない。

食事、入浴を済ませ、薬を飲み、22時就寝。

翌4時ごろ肛門のきゅーっとすぼまる感じの痛みが出て目が覚める。

うつらうつらとしながら我慢している。

これで、処置の3か所がとれたことになる。

浣腸、少しきばってみて、まあまあの量。

ちょっと痛みが強いので、6時30分頃に痛み止め服用。

効きだしたのは7時過ぎ。

出勤前にパッドを交換。

汚れた感じがしないので昼食後に交換。

見た目はそんなに汚れてはいないが、つけないままでは下着が・・・という感じはする。

途中交換もせず帰宅し、食事。

入浴後に交換。

寝る前に確認しても汚れていないので替えずに就寝。

痛み止めを服用しているせいか患部の痛みは感じない。

もう服用しなくてもいいのかなと思うが、安心を求め、飲んでしまった。

6 術後2週間が・・・

 14日からも毎朝の日課、トイレに。

夜つけていたパッドの汚れが驚くほど少ない。

ほんの少しだけ、軟膏が溶けて、にじんでいるようなもの。

若干の朱の色はある。

自力排便、いつもより多いが、浣腸もして残留をなくしておく。

痛みはきばっている時だけで、この感じなら痛みはないといっていいのだろう。

軟膏を塗りパッドをつける。

患部に痛みはないので、朝の服用をやめようと思っているが、痛みが来る心配があり意識は患部に向いている。

通勤時の歩くことによる影響はあるのか。

とりあえず朝に服用し、日中のまさかの時のために予備を持参。

昼間にパッドの交換をしたが、椅子に座ったり立ったりがあるので案外汚れていた。

午後は家に帰るまで交換せず、入浴後の交換で十分であった。

就寝前にも交換したがほとんど汚れなく、ただ就寝時の不安のため、少し大きめのものにする。

土曜日、久しぶりに買い物のお供。

帰宅しパッドの交換、案外汚れている。

午前中、朝の様子から調子に乗って椅子に座っていた時間が長かったようだ。

油断してはいけない、もう少し慎重にということか。

午後は座りに意識していて、気を付けたので汚れはほとんどない。

入浴後新しいものに替え、そのままで就寝。

日曜日、朝の日課いつもと同じ。

昼にパッドを交換、ずっとこのままだったので案外汚れている。

ということは、朝の排便の後は汚れやすいということか。

車の運転等を行うがパッドは若干の汚れ。

昼に替え、その後は入浴後に替えた。

今日も痛み止めの服用はしていない。

17日は診察日。

順調に回復しているとのことでうれしい限りである。

まだ当分の間は軟膏を塗り小さめのパッドを当てている方がよいと。

下着が汚れることを考えれば仕方ないことと納得。

昼前に仕事で府北部に調査に出かけたため、パッドの交換ができずそのまま帰宅した。

入浴時に交換すると汚れはそんなになかったものの若干の臭いがした。

反省、長くつけるのはNGだ!

7 回復は順調だ!

 今のところ、患部に感じるのは、いわゆる傷口が引きつるような感じがするというもので、回復に向け時間が解決するものだろう。

患部についていえば、手術前の状況と現在では全く別ものという感じになっている。

よくも今まで我慢していたというか、ほおっておいたというか自分の勇気のなさに情けない思いがいっぱいである。

患部がひどくなった時の不快感や痛み、下着の汚れ、いつ出るのかという不安感などを思えば、実際に手術してみて確かに痛みはあるものの、回復するという目途があるので我慢できないものではない。

勝手に痛みを想像して怖くなり、病院に行くことを躊躇していた自分に情けなく、回復後に訪れる「快適な日常」が訪れるという想像力が足りなかった。

 こんなことが参考になるのかなという思いはありますが、私の術後3週間を端折りながらも正確に、思いも込めて記しました。

ところで、私はもう少しで完治です。(自分で決めたらダメですけどね!!)        

(平成26年11月24日 記)

<スタッフよりコメント>

とても細かい手記ありがとうございました。

その時感じたことは、その時に書き留めておかないと、後から振り返ってもなかなか思い出せないものですよね。

痛みと戦いながらも、日ごとに良くなってくるオシリの経過を励みに前向きに頑張っておられる姿が伝わってきます。

治療にもうしばらくお付き合い下さいね。

1日でも早くお尻のことを忘れて生活できる日が来ますように・・・

不快な症状をなんとかしたいと思いながらも、痛みや手術への恐怖感からなかなか決心がつかず悩んでおられる方もたくさんいらっしゃると思います。

この手記はそんな方への励みになるのではないでしょうか。

また、何かございましたらご連絡下さいね。

お大事になさって下さい。

スタッフ:浦岡

2014年 春 70代 男性 痔瘻 短期入院患者様より

心を込めて手術していただき感謝。

<スタッフよりコメント>

大きな字で丁寧に一言。

この一言に込められた熱い熱い思いが伝わってきました。

手術を受けられたことで、前向きに笑顔になられる姿をみていると本当に嬉しくなります。

まだ、しばらく治療にお付き合い頂くことになりますが、1日でも早くお尻のことを忘れて生活できる日々が来ますように・・・

お大事になさって下さい。

スタッフ:浦岡

2014年 春 60代 女性 脱肛 日帰り手術を受けて短期入院された患者様より

日帰り手術も出来るとの事でしたが、大事をとって2泊させて頂きました。

術後も安心して寝ることが出来ました。

術後の痛みがどれくらいかと不安でしたが、退院日の今日もわずかに違和感を感じるくらいで特に痛まず助かっています。

完治するまで、しばらくかかるでしょうが、スッキリしてお尻のことを気にしなくてよい日が来ることを楽しみにしています。

お世話になりました。

ありがとうございました。

<スタッフよりコメント>

最近は、日帰りのやり方で大事をとって1泊2泊される方も増えています。

やはり術後は、同じ痛みをもつ方達と一緒にご飯を食べたり、ワイワイ話したりしているほうが気もまぎれるようで、痛みもほとんどなくラクでしたと言って下さる方が多いです。

心配な事があっても病院ですと安心ですし。

術後、安心して眠れたようでよかったです。

その後、お尻の調子はいかがでしょうか?

1日でも早くお尻の事を気にせず楽しい日々が過ごせるようになることを願っています。

お大事になさって下さい。

スタッフ:浦岡

2013年 秋 短期入院 脱肛・痔瘻・裂肛 50代 女性 

今日、手術してスッキリしました。

みのり先生ありがとうございました。

何十年も前から症状がありながら、ついつい放置してしまっていました。

思っていたよりも悪くなっていたので、本当に思い切って手術して良かったです。

もし大肛に来ていなくて、みのり先生とも会ってなくて…もっと先延ばしにしていたらと思うと…

手術中は痛みもなくて(麻酔はチクッとしたけれど)術後もじんわり痛い程度ですんでます。

看護師さんも優しくして頂いてありがとうございます。

これからは、もうならないように便通に気をつけていきたいと思います。

まだしばらくお世話になりますが、よろしくお願いします。

楽しい入院生活ありがとうございました。


<スタッフよりコメント>

できることなら肛門科にはお世話になりたくないって思いますよね…

勇気を振り絞って受診して下さり、手術を受けられてスッキリされたとの事で嬉しく思います。

お尻のことで頭がいっぱいになってしまっていた生活から、手術を受けられて今までお尻のために前向きになれなかった事や、諦めていたことなどが出来るようになって楽しい毎日を過ごされていたら…と思います。

便通管理に気をつけて人生思い切り楽しんで下さいね!!!

お大事になさって下さい。


スタッフ:浦岡

プロフィール

Author : dr.sasaki
大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の肛門科専門医、
五代目院長の佐々木 巌と、
数少ない女性の肛門科専門医、佐々木みのり です。

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